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VOL.1株式会社ユニマットプレシャス キャラバン事業
生産管理部 コーヒー鑑定士
小森谷 優

小森谷 優

小森谷 優(こもりやまさし) 1982年、キャラバン入社。以後、コーヒー品質管理ひと筋。各クライアント向け商品の開発やその責任者も務めている。個人的に好きな豆は有機のガテマラ産。「ボディとやわらかい酸味がいい。パプアニューギニアのシグリ農園の豆も好きですね」。

小森谷は、朝起きると顔を洗って歯を磨き、お湯を沸かす。コーヒーの豆を挽き、ペーパーで淹れる。それからゆっくりと1杯を口に運ぶ。2杯飲むこともある。これが毎朝の日課である。
「特別な豆ではなく、普通の豆です。ただ、キャラバンの煎りたての豆で淹れますから、外で買ってきてもなかなかそれ以上のものはないですね」
クラシフィカドールという世界に通用するブラジルのコーヒー鑑定士の資格を取得し、工場でコーヒー豆の品質管理を35年間つとめている小森谷だが、このときばかりは仕事を忘れ、日常生活に溶け込んでいくようなコーヒーの味わいを楽しむことにしている。
 
コーヒーとの出会いは、大学時代だった。「飲めよ」。東京農業大学で醸造学を専攻する小森谷に先輩が1杯のコーヒーを淹れてくれた。
「キリマンジャロでしたね。それまではインスタントしか知りませんでしたから、レギュラーコーヒーってこんなにおいしいんだ! と思いましたね。それからはバイト代がたまると自分で豆を買っては飲むようになった」
就職先の希望は自ずとコーヒーメーカーになった。コーヒーの世界に化学的な見地を入れたい。面接でそう熱く語る小森谷に最もいい反応を示したのが、キャラバンだった。
「その日のうちに商品開発部長に会って、入社することになりました。当時、会社には日本で2番目にクラシフィカドールになった方がいて、彼からカップテストを習ったんです」
半年後、工場の中に待望の化学分析部屋ができた。
「味を数値で表すというアプローチは、大手メーカー以外ではなかなか実現できないことでした。化学分析の機械だけで当時で1,000万円クラスですし。ただ、その数値だけでコーヒーの味を100%表現できるわけではない。だから人間の味覚によるカップテストが必要なんです」
化学と感覚。相反する二つの武器を持って小森谷は豆の品質管理を続けている。
自身が手がけるキャラバンのブランドに誇りを持ったのは、入社後だいぶ経ってからだったという。
「豆を保管している委託先の倉庫に行ったときに『さすがキャラバンさん、いい豆を使ってるよね』って言われたんです。他社の豆も保管している倉庫でしたから、うちは業界内でも評価されてるんだな、と身の引き締まる思いがしました」
 
1996年に豆の生産国を視察して回ったことがある。ブラジル、ガテマラ、コロンビア、コスタリカ、ホンジュラス……。40日間の刺激的な日々だった。
「特にコロンビアが印象的でしたね。治安はあまりよくなかったんですが、コーヒーにかける情熱をすごく感じた。畑がとにかくきれいなんですよ。雑草ひとつ生えてなかった」
長年の仕事の中で、忘れられない豆との出会いもある。
「パナマの“ゲイシャ”には驚きました。エチオピア産でも似たような味がありますが、パナマであの味の豆が採れるっていうのはね。ブラジルのサンタテリジーニャって農園も良かった。そこのコーヒーは紅茶みたいな味がするんです」
価格競争が中心となりつつある昨今だが、「品質の高いコーヒーをできるだけ味わいってもらいたい」と小森谷は言う。品質は、私が保証しますから……。まるでそんな声が聞こえてくるようだ。
「私にとってコーヒーは、生活の一部です。だからと言って、酒もタバコもやらずに節制してストイックに向き合うのではなく、自然体で向き合っていたいですね。そうじゃなかったら35年も続きませんから」
 

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